趣味でピアノを始めてみたいけど、弾けるようになるか心配で踏み出せない。
ピアノ教室に通う時間はないけど独学でも始められるならやってみたいな。
独学でピアノを始めたいけど、一体どうやって練習していけばいいんだろう??
こんなお悩みありませんか?
この記事では、大人になってピアノを始めてみたいと思った初心者さんが独学でもスムーズに始めて弾けるようになるまでのロードマップを分かりやすく書いています。
何を隠そうわたし自身も大人になってから知識0の状態でピアノを独学で始めたので、悩むポイントや、挫折しそうになる原因などはとても良く分かります。
ピアノが大好きな仲間が一人でも増えることを祈っています!!
この記事を書いたのは
ピアノが大好き【to-ko(トーコ)】です!
ピアノに憧れながらも触れ合えない幼少期を経て
愛娘の習い事に選んだのは勿論「ピアノ」
娘の練習と同じくらいの熱量で大人から始めたピアノを楽しんでいます。
王道のピアノライフを送る娘と、大人から始めた独学ピアノの経験から感じる
「ピアノを学ぶにあたって本当に大切なこと」
そんなことをお伝えしていけたら良いなあと思っています。
よろしくお願いします♪
ピアノを大人の初心者が「独学で弾く」ために初めにやるべきこと
ピアノを独学で始めようと思ったなら、まず初めにしないといけない大事なことがいくつかあります。
無計画のまま突き進めると、私のように時間やお金の無駄につながりかねませんので
ひとつずつしっかり準備していきましょう!
楽器を選ぶ
ピアノを始めるなら絶対に必要なものと言えば・・・
【ピアノ】ですね。
「ピアノを始めるんだからピアノがいることくらい分かってるよ!」
と思われそうですが、
案外これまでの人生経験や見てきたエンタメなどの違いで
当たり前に「ピアノと言えばあれでしょう」と思い浮かべている楽器が違っていたりします。
自分に合ったピアノはどれか、吟味して選んでくださいね!
アコースティックピアノ
弦をハンマーで叩いて音色を出す、本来のピアノとはこのアコースティックピアノのことを言います。
ピアノを始めるなら、私の中ではアコースティックピアノ一択です。
アコースティックピアノには
・アップライトピアノ
の2つの種類があります。
どちらにも少なからずメリットデ・メリットがあるので、あなたに合っているのはどちらか考えてみてください。
グランドピアノ
ピアノといえばの「グランドピアノ」
説明不要だと思いますがどんなピアノかというと
学校の音楽室にあったのはたいていグランドピアノだったのではないでしょうか?
コンサートや合唱コンクールなどの伴奏に使われていた印象です。
(x JapanのYOSHIKIさんが弾いてるのは100%グランドピアノです)
ピアノを始めるのであれば、色んな問題はありますがやっぱりグランドピアノで始めて欲しいです!
今は私もグランドピアノで練習していますが、後で説明するピアノ達とは全く違うものだ!と感じています。
ピアノの構造自体も、同じアコースティックピアノとは言えアップライトピアノとは違い音の出し方からペダルの役割まで異なります。
細かい構造の違いは割愛しますが、興味がありましたらカワイや、ヤマハなどのホームページに詳しく説明が載っていますのでご覧ください。
特にクラシックを弾いていきたいと思っているなら、アップライトでは本来の演奏ができない曲もありますのでグランドピアノも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
とは言え高額ですし、音は大きく防音対策が必須となり、更にそれなりの場所を確保する必要もある・・・
と、なかなか購入に踏み切るにはハードルが高いですよね。汗
大人になってほぼ未経験から始めようと考えているのに
「グランドピアノがおすすめだよー」
なんて言われても
「音大に行くわけでも、プロのピアニストになりたい訳でもないのに・・・」
と思う気持ちもじゅうぶん分かります。
条件的にどうしてもグランドピアノの大きさでは家に迎え入れられないということもあると思います。
そんな場合はアップライトでも十分演奏することは可能ですし、あなたに合ったピアノはグランドではないな、という感じでこれからパートナーになるピアノを選んでいかれたらいいと思います!
それでも、私も私の娘も、グランドピアノで練習しだしてグッと上手になりましたし、何より演奏している時の満足感が半端ないのは確かです!
鍵盤へのタッチの微妙な差でさえ音の響き方、表情が全然変わってきます。
ピアノを弾いていてシンプルに楽しいと感じさせてくれるグランドピアノが私は大好きです!
意外と小さいサイズのものもありますし(新品でも1,200,000円くらいから購入できます)もしスペースや資金的に問題なければ、ぜひグランドピアノを検討してもらえると嬉しいなと思います。
アップライトピアノ
アップライトピアノと言うのは、子供の頃お友達のおうちでも時々見かけてた四角い形をしたあのピアノです。
だいたい壁際に配置して上に花柄のレースのカバーなんか掛けていましたよね。(懐かしい)
アップライトピアノはピアノの箱の中にある弦をハンマーで叩いて音を出すという本来のピアノの音の出し方をしますが、そのたたき方がグランドピアノとは異なるので音が出るタイミングがグランドピアノとは微妙に異なります。
なのでめちゃくちゃ速い曲や連打では音が鳴り切らずに弾けない曲もあります。
しかし大人になって未経験から始めて、そんな技を駆使するような曲を弾く機会は限りなく少ないと思いますので、そんなに心配しなくても大丈夫かなと思います。
そんな曲を弾けるようになっている頃には、自然とグランドピアノを迎え入れることを検討していると思いますので、その時に考えても遅くないのかな・・・
(アップライトを挟んだ時間と費用が無駄にはなりますけれど。。)
あとは、箱型になっているので少し音がこもりやすいところがデメリットとしてあげられます。
しかしスペースも少しでいいですし、予算も安いのを選べばグランドピアノよりだいぶ抑えられますので、デメリットとメリットを比較してどちらに傾くかゆっくり考えてみてください。
電子ピアノ
「電子鍵盤楽器」に分類されるピアノで、音量を調整できたりヘッドホンを取り付けて演奏したりすることができます。
なのでピアノを演奏する上でいちばんネックになる「騒音問題」に関してはアコースティックピアノに比べて圧倒的にクリアしやすく未経験でピアノをはじめようと思った時ハードルの低さから電子ピアノを選びがちです。
そんな私もマンション住まいだったこともあり、1番初めに買ったのは電子ピアノでした。
購入する際の費用的な面でも、アコースティックピアノに比べて手が出しやすい価格帯のものが多いので選びやすいというのもありますよね。
先ほども言いましたが、はじめに電子ピアノを選んで購入した私ですが、今ピアノをはじめるならアコースティックピアノ一択という結論になりました。(今もマンションに住んでいます)
ですが、
「脳トレにも良いそうだしちょっと弾いてみようかな」
「保育試験対策にちょっと練習したい」
「人気のJ-pop曲を弾いて家族で盛り上がりたい」
「趣味のピアノにそんなにお金をかけて取り組むつもりは全く無い!」
というような感じであれば、電子ピアノはめちゃくちゃおすすめです!
なんと言っても音量を調整できるので時間を気にせずいつでも練習出来るというのはアコースティックピアノにはない素晴らしいメリットです。
始める費用もアコースティックピアノに比べてグッと抑えられますし。
機種によってはスマホなどとBluetoothで繋いで音源を聞きながら練習できたりととっても便利な機能もついていたりします。
私も今はアコースティックピアノであるグランドピアノを中心に使用して練習していますが、電子ピアノはBluetoothで繋いで音楽を部屋に流すスピーカーのような使い方をよくしています。
ピアノから素敵な音楽が流れると雰囲気もよく、家族やお友達にも大好評ですよ!
ですが、
「私のピアノ演奏の音色を響かせ披露したい〜」
なんて動機であれば、ぜひアコースティックピアノを選んで欲しいところですね!
キーボード
キーボードは鍵盤楽器を手軽かつ便利に楽しめるアイテムで、ピアノというジャンルに入れてもいいのかは謎です。。。
鍵盤の数もピアノよりだいぶ少ないものが多く、選んだキーボードによっては演奏しきれない可能性も十分あります。
(ピアノは88鍵あるのに対し、キーボードは32〜61鍵のものが多いのです。)
アコースティックピアノは弦をハンマーで叩くことによって音色を出します。
ハンマーは鍵盤を指で押すことにより上に上がって弦を叩くので、この鍵盤の押し方により音色が変わります。
音色が変わるから幅広い演奏を表現することができるのですが、キーボードはどうタッチしようが同じ音が出ます。
キーボードでは練習にならないと思った出来事
我が家は6歳の娘を中心にピアノの練習をしているのですが(未経験の私はどさくさに紛れて弾いてます。)
今初級レベルの曲「こびとのマーチ」を練習しているのですが、なかなか鍵盤のタッチが難しいようで100点!と思えるような演奏にはたどり着いていないというのが正直な感想です。
ところが、先日遊びに行ったキッズパークのようなところにキーボードが置いてあり娘はいつも通りこびとのマーチを演奏し披露したところ・・・
「めちゃくちゃ上手ーー!」
「お金もらえるわ!」
と、周りの皆さんに大絶賛してもらっていました。(お金もらえるて笑)
確かにいつもタッチに苦戦している力の弱い薬指の音も綺麗に鳴らせていたし、キーボードの鍵盤は軽いので全体的にスムーズに軽快に弾けていました。
本人も
「このピアノで弾いたら私めっちゃ上手に弾けるわ!」
とご機嫌でしたが、たぶん私が弾いても同じくらいの演奏にはなったでしょう。
誰がどう弾こうと同じ音が出る楽器なうえ、簡単に音が響くのでピアノで出せる細かい表現力というのはキーボードでは出せないし練習にならないと確信しました。
(ペダルも付いてませんし)
なのでピアノを始めたいと思っているのであれば、キーボードを選ぶ必要はないんではないかなあと思います。
「楽曲の指の動きだけ覚えたい」
とか、
「ピアノにこだわらずに好きな曲を弾きたいだけ」
というのであれば、安いし場所は取らないし軽いのでどこにでも移動させて収納もできるし・・・いいんじゃないでしょうか!
何で学ぶか決める
どの楽器でピアノを始めるか決めたら、次はどうやって練習するか考えなくてはいけません。
今は色んなコンテンツが溢れているので、ピアノ教室に通って先生から直接指導してもらわずとも独学ではじめられるのが手軽で嬉しいですよね!
でも未経験だと、何から始めたらいいか分からないと思います。
手軽に始められると言っても、ピアノって何だかんだ本当に難しいです。
なのでいきなり弾いてみたい楽譜を持ってきて、右も左も分からない状態で始めても絶対に挫折するのでそれだけはやめてくださいね。
おすすめの学び方を順番に紹介していきます。
DVD付きの教本
私が1番初めに取り入れたのはこのDVD付きの教本でした。
その前に、楽譜だけの本は数冊読んで弾いてみようと試みたことはありましたが、楽譜を読むこともままならない中、指の動かし方(どの指でどの鍵盤をタッチするのか)さえ訳がわからなくなりピアノの前に座っているのが苦痛しかなかったことを覚えています。笑
↑初心者、未経験の方もれなく全員こうなります。(断言しちゃう)
「私のような初心者には、きちんと教えてくれる先生が必要である」
と気づいたので、実際にピアノ教室に通うことは時間的にも費用的にもなかったのでフィードバックはもらえませんが、DVDの中の先生にでも教えてもらいたい!
と、藁をもすがる思いで購入してみました。
すると、結果的に丸1日練習しただけで「エリーゼのために」を3分の2くらいまで弾けるようになりました!
めちゃくちゃ下手ですが、達成感がすごくあり楽しかったです。
今から始めるなら私が利用したものよりもっとずっとおすすめのDVD付きの教本を見つけたので最後に紹介しますね!
やっぱり良い先生ってすごいですよ。
YouTube
DVD付きの教本と同じく、YouTubeでも細かく解説してくれている先生が沢山います。
色んな方がピアノの解説をしてくれているので、あなたに合った教え方をしてくれる先生が見つかれば練習が何倍も楽しくなること間違いなしです!
私のおすすめの先生は
「canacana」さん
こんな感じの動画です。
ここは本当に好みなので、色々と見てみるといいと思います。
ただ、あの人も見てこの人も見て・・・
としていると、先生によって言っていることや、やり方が違ったりするので混乱することもあるかと思います。
(先生たちそれぞれに考え方や取り組み方があるのは当たり前なので)
混乱して不信感を抱いてしまいそうでしたら、この先生!と1人に絞って配信を見ることをお勧めします。
SNSや知恵袋に投げる
こんなことせずにDVD見たりYouTube見て学んでいけばいいとも思いますが、一方的に見るだけでの学びではどうしても分からないことや、自分の演奏がどうなのか分からず行き詰まることもあると思います。
このフィードバックをもらえないということが、教室に通わず独学でピアノを始める最大のデメリットでもあります。
そんな時、SNSに自分の演奏をあげてみてコメントをもらうとか、シンプルに知恵袋などに投げてみて教えてもらうという方法もありだと思います。
ピアノ教室に通って先生からもらえるほど的確なフィードバックはもらえないと思っていた方がいいとは思いますが・・・
困った時はやらないよりはマシではないでしょうか??
楽譜を選ぶ
何で学ぶか決めたら、次はどの曲で練習を始めるか考えていきます。
演奏する曲を選ぶのって楽しいですよね!
弾いてみたい曲はいっぱいあるし、カッコよく演奏している憧れの人みたいになれるだいい一歩です。
しかし、ここで注意してもらいたいのが
「無謀にも上級レベルの楽譜を選ばない」
です。
理由は、シンプルに難しいからです。
どうせ練習するなら目標は高く!と思うかもしれませんが、ひとつひとつクリアできる目標を立てていないと、練習がただの苦行になりかねません。
そもそも基礎もできていない初心者がそう簡単に弾けるようになると思わない方がいいということです。
(私も含めです。厳しく言ってすみません。)
これを少しだけ頭に置いて、続きをご覧ください。
弾きたい曲がある
私なら「ノクターン」やMr.green appleの「点描の歌」の上級レベルの曲なんかを弾けるようになりたいです。
ですが、今の実力では全く弾けません!
特に「点描の歌」はメロディが大好きで、先ほど紹介したYouTubeのおすすめの先生であるカナカナさんが演奏している上級レベルのメロディが本当に大好きです!
(こちらをクリックで聞けますよ)
かなかなさんのYouTubeチャンネルの中でその上級レベルの楽譜を販売していたのでついつい買っちゃいそうになりましたが
(なんなら買ったけど支払いがうまくできずに買えなかったという・・・笑)
その楽譜を手に入れても今の自分ではお蔵行きになっていたことは間違いないので良かったです。
案外知らない人も多いので、もしご存じなければ是非あなたにも知っていてもらいたいのですが。
同じ楽曲でも(私なら「点描の歌」)難しそうな上級レベルの演奏でいつも聴いている楽譜でも、初級〜中級レベルにアレンジしてくれている楽譜もネットやYouTubeで調べれば沢山あるんです!
なので、今の自分が頑張れば弾けるようになるレベルから、少しづつレベルアップさせていくと良いと思います。
基礎練習からしたい(ハノンやツェルニー)
ハノンってなんだか聞いたことがありませんか?
私もハノンが何かは知りませんでしたが、世の子供たちがピアノを習っている過程で嫌がったり辞めたがったりするのはこのハノンに出会って苦手意識を持ったからだとチラホラ聞いたことがありました。
ハノンとは簡単に説明すると
「ピアノを弾く時の基本的な指使いを教えてくれる教材」です。
我が子ももちろんハノンの練習をしていますが、簡単そうに見えてめちゃくちゃ難しいです!
子供が練習をするものは、もれなく私も練習するのですがハノンは苦手な子が多いというのがとてもよく分かります。
右と左で単純な音階を弾いていくだけなのですが、指使いがこんがらがってきて「あーーーーーーーっっっっ!!」
となります。
しかし、ハノンを弾きこなせたらどんな楽曲もスムーズに指を動かすことができる様になるんだろうなあというのは分かります。
大人にとっても大事な練習だと感じるので、ピアノレベルを底上げしていきたいと思っているならぜひ取り入れることをお勧めします!
私は子供と一緒に練習しているので、本家のハノンではなく子供用のプーさんのハノンを利用しています。
大人とはいえ初心者であれば、見やすいですし子供用のこの本ぐらい分かりやすいハノンの教本を取り入れたほうが絶対にいいですよ。
プーさん以外にも子供用の物は色々ありますのでお気に入りを探してみて下さい。
ハノンを難しいと感じたら
ハノンなどの基礎練習は取り入れた方がいいのは勿論ですが
「難しい・・・」
「ハノンが苦痛・・・」
などと感じる様でしたら、無理してでも取り入れる必要は無いと思います。
子供の習い事という括りであればやっぱり必要だと感じますし、実際我が子には嫌がっていても絶対に弾かせます。
コンクールにも出ていますし、これからどんどん難しい曲をマスターしてもらわないといけません。
ハノンの指使いがスムーズに弾けないのでは今よりレベルアップはしないと思うからです。
しかし大人になって趣味で始めようと思っているのに、ハノンが嫌でピアノが嫌いになるくらいならやらなくていいと思います。
弾きたい曲をコツコツ練習していれば間違いなく上手になっていきます。
レベルに合わせて少しづつ難しい曲を練習していく中で、どうしても指使いに限界を感じて弾きにくくなっていくようなことがあれば、その時は自然とハノンの様な基礎練習を自分からしたいと感じる様になるはずです。
大人になって独学で始めた場合、子供の習い事の様に付きっきりで背中を押してくれるお母さんもいなければレベルに合わせて指使いのコツを丁寧に教えてくれる先生もいません。
続けていくハードルを上げないように心がけたいところです。
ピアノを大人の初心者が「独学で弾ける」ようになるコツ
ピアノを独学で始める場合、意外と頭から抜け落ちている大切なことがあります。
ピアノ教室に通うなら当たり前のように先生から指導があると思いますが、そこは独学。
自分で頭に入れて練習に取りいれましょう!
正しいフォームを知る
正しいフォームでピアノに向かうことはとても大切です。
無理な体制で弾いていたのでは腕が動かしにくいですし、腕や指を痛める原因にもなりかねません。
最初に理解してからピアノライフを始めてください。
椅子の位置と高さ
椅子はピアノに近づけ過ぎず、鍵盤と肘が同じくらいの高さになるように椅子の高さを調節します。
座って指を鍵盤の上に置いたときに肘の角度が90°〜100°くらいになるようにします。
座る位置
ペダルを踏む事もありますし、体で表現する事もありますのであまりズドーンと真ん中に座るのではなく前の方にちょこんと座るイメージです。
手の形
鍵盤の上に置いた手のひらは、力を抜いて軽くカーブさせます。
手のひらで卵を握っているようなイメージとよく例えられます。
まず楽譜を読むだけの時間を作る
突然ですが、楽譜を読むことはできますか?
もし初見でパッと楽譜を見てスラスラと完璧に読めるようでしたらここはスルーしていただいて大丈夫です!
ですが、ピアノ初心者で今まであまり楽譜と触れ合わずにきたのであれば簡単な楽譜でさえもしっかり読み解くのは実は難しい作業になります。
ピアノと楽譜が目の前にあったらとにかく弾きたくなる気持ちはめちゃくちゃ分かりますが、ここはグッと我慢してまずは楽譜を読み解いてみてください。
音符が読めないならまずは譜読みの練習から。
リズムが分からないならリズムの練習からです。
どこが小さく優しく弾く箇所か、逆に大きく盛り上げて弾くところか、知っているのと知らないのでは練習の難易度がかなり違ってきますよ!
リズムの練習をする
学生の頃、音楽の授業できっと色々学んだと思うのですが私は音符や休符のリズムを全く覚えていませんでした。
きっと私だけじゃ無いですよね!?汗
ピアノを弾いていく上で、リズムが分からないというのは致命的です。
私は娘のリズム練習を一緒にしていく中で少しづつ覚えていけましたが、やっぱりピアノ教室で先生からやるように指導して頂いていることには理由があって大切なんだと痛感しています。
もし私も完全に1人の独学で始めていたらリズム練習なんてめんどくさい事はしていませんでした。
知っている曲であればリズムもなんとなく分かりますし、なんとなく弾いていく癖がついてしまっていたと思います。
でもリズムが分からないと右手と左手を合わせる事も難しくなったりと良いことがありません。
ゆっくりと弾いてみる
「早いが正義」みたいに、とりあえず早く引こうとする初心者の方を時々見かけます。(我が家の娘さんのことですね。)
スラスラ弾けなくても良いので、まずはゆっくり楽譜通りに指を動かしてみましょう。
「こんなテンポの曲じゃ無い!」
なんて全く気にしないで大丈夫です。
2・ゆっくりでも正しく弾けるようになったら、少しづつテンポをアップして弾いてみる。
3・早くしてみると上手く弾けない箇所が出てきた。
4・テンポを上げると弾けない所だけゆっくり弾いて練習してみる。
5・早くても弾けるようになれば次のフレーズにいく
焦らずこの繰り返しで練習していくことで、指使いはもちろん楽譜の見方にも慣れていくことができます。
指番号を守って練習する
指番号とは、親指から順番に「1・2・3・4・5番」と決まっている番号のことを言います。
親指が「1番」人差し指が「2番」小指が「5番」です。
子供の頃ピアノで曲を弾くときに2番の指で全部の音を弾いていた過去もあるかもしれませんが、当たり前ですがその弾き方は大×バツです。
どの音をどの指でタッチするかは楽譜により決まっているのでしっかり確認してから練習する必要があります。
しかし楽譜によっては指番号が書いていないものもあります。
その場合は自分で考えないといけないのでとってもハードルが上がりますし、初心者の間は指番号が書いてあるものを選んだ方が良いですよ。
自分のレベルにあった楽譜を選ぶ
これは何度も言っていますが、自分のレベル以上に難しすぎる曲にチャレンジすると挫折しやすくなります。
どれくらい難しいか試しに弾いてみるのは良いと思います。
そこで「自分にはピアノは無理だ」と思わず、1年後、2年後、3年後に弾けるように毎日練習しようと切り替えてくださいね。
少しづつステップアップしていきましょう。
自分のレベルが分からない場合は
・2年未満→初級
を目安にすると良いです。
その後、そのレベルの楽譜が、練習すればミスなく弾けるようになったら中級→上級とステップアップしていきます。
初級でもそれなりに聞きごたえ、弾きごたえのある曲がたくさんありますよ。
1曲ずつ練習する
これはピアノに限らず何事にも当てはまると思うのですが、あれもこれも手を出していたらどれも上手くいきません。
何故なら私たち人間はそこまで万能な生き物じゃないからです。
ピアノを熟知したピアニストや天才と呼ばれる1日14時間でもピアノの練習ができるような人であれば何曲でも同時に練習してもなんら問題ないと思いますが。
でもまだまだ楽譜を見ただけで曲がイメージできるほどのピアノ脳になっていないなら1曲スラスラ弾けるようになるだけでもかなり大変なはずです。
1曲でも完璧に弾けるように練習することができたという達成感が絶対に必要で、次につなげられます。
我が家のはなしで申し訳ないですが、うちの娘は割とハイペースでコンクールや発表会などに出させて頂いています。
ソロの曲、連弾、さらに予選に通過した場合に備えて本選の曲の練習。
それに加えて基礎練習用の教本の曲、ハノン・・・など多ければ5〜6曲合わせて練習しています。(もっとしてるかも。)
でも新しい曲を数曲始めるとしても、まず必ず1曲ずつ完成させていっています。
1曲ずつどころか1つのフレーズずつマスターするイメージです。
難しい曲だと「こっちの曲の練習したいー」と騒ぎますが、弾けない曲両方を練習して成功した事はありません。
単純に簡単な方(娘にとって弾きやすい方)だけ練習するようになり、それが完成してから難しく感じた方の練習に入る。
それだけです。
それでも彼女は子供なのでまだ柔軟に対応できているんだと思います。
私のように少し硬くなった大人の頭で練習するなら、シンプルに1曲に絞って一点突破するのみ!
どうしても他の曲の練習がしたくなったら、その時は自分に合っていない楽譜を選んでしまったと割り切って次選ぶ曲に全集中する!が正解だとおもいます。
正しい演奏を確認する
楽譜を見ながら練習したら、1日に1回はYouTubeでもDVDでもなんでもいいので、模範的に演奏してくれている演奏を確認してください。
子供に教える時は、完全に耳コピで弾いて楽譜が読めなくなってはいけないので模範演奏を聞かせる事はほぼありません。
模範演奏を聞かせて無いままだと楽譜の解釈を間違えていないか多少不安な時もありますがそこは信頼しているピアノの先生が誰よりも細かく教えてくれます。
独学で練習するという事は「自分で自分の演奏を評価」しなければいけないという事です。
模範演奏を聞いて、自分の演奏と比べてどうなのか、リズムやテンポ、音階は合っているのかなど必ず確認してください。
(本当に楽譜を読み間違えて、1オクターブズレてることとか時々あるんですよ!汗)
自分の演奏を録画して、客観的に見聞きしてみるのも良いですね!
ピアノを大人の初心者が独学で始めて失敗するパターン
始める時は熱い思いがあったはずなのに、気づけば1週間サボり、1ヶ月になり、記憶から消し去られた趣味や勉強など1つや2つはみんなあるんじゃ無いでしょうか?
ピアノも「弾く」というアクションを取らなければいけないものなので、ピアノと楽譜を買って家に置いといたら弾けるようになっちゃったなんて事はないわけで。。
失敗するパターンはある程度決まっているので、最初からなるべく回避して失敗するリスクを下げながら進んでいきましょう!!
ピアノが生活空間にない
意外と頭にないと思うのですが、ピアノを始める上で1番大事なんじゃないかと思うくらい大事なのがこれ「ピアノが生活空間にない」です!
ピアノは大きいものですし、置き場所すぐに決まらないと思いますが
「あっ、あの部屋今は使っていないからピアノ部屋にするのにちょうど良いや!」
なんて決め方したら、もうピアノに近寄らなくなるの決まったも同然ですよ。
ピアノを弾こうと思ったときに
「よいしょ」
と、ピアノがある部屋まで行き、いつもそんなにくつろいでいない場所で弾き始めるのって本当にそれこそよいしょがいる行為だと思います。
そもそも普段使ってなかった部屋って無意識にでも使わない理由が何かしらあるんですよ。
私もグランドピアノを買うことになった時、大きいものですし、防音室も設置しなければならなかったので置く場所のことは少し考えました。
我が家の部屋の構造的になかなか良い場所がなく、唯一すんなり入りそうだったまさにほぼ使っていない部屋に入れることを楽器屋さんにも勧められましたが、あまりこの部屋には立ち寄っていないことを伝えると、それはやめておいた方が良いと納得してくれました。
「ここに置いたら絶対弾かなくなるわ。」
とおっしゃっていましたし、自分でもそう思います。
結果かなり無理がある配置ですがリビングから1歩で行ける場所に設置して大正解でした!
ピアノを弾くまでのアクションは最小限にすることがポイントです。
ピアノを弾くまでのハードルをできるだけ下げておきましょう!
上級レベルの楽譜に挑戦する
これはしつこく言い過ぎてちょっと面白くなってきました。笑
ピアノって難しいんだけど、初心者だから弾けないってものでもありません。
自分にあったレベルからコツコツ練習を重ねて、実力をつけていかなければ上級レベルの楽譜にKOされます。
一本投げです。
初心者に上級レベルの楽譜は圧倒的強者なので、どうしても取り組みたければ作戦を練り、自分の時間は全てピアノに捧げる覚悟で挑んでください。
それが難しすぎて挫折するくらいなら、入門か初級レベルから、もしくはとても能力が高い方でしたら中級レベルの曲からどうぞ。
(中級レベルの「エリーゼのために」なんかは先生によっては簡単とも言われてるらしいですし)
楽譜が読めていないことに向き合いすぎる
ピアノ初心者で楽譜が全て完璧に読める人ってどれくらいいるんでしょうね?
ピアノは「大譜表(だいふひょう)」と言って、基本的に右手(ト音記号)と左手(ヘ音記号)2個の五線譜を同時に見ていかないといけません。
ト音記号のドレミは読めるかもしれませんが、ヘ音記号は読めますか?
そしてその音符のリズムが分かりますか?
「andante」や「moderato」などと書かれていたら何の事かわかりますか?
私ははっきり言ってまだまだ分からない事だらけです!
でも初級レベルなら何とか初見でも楽譜を見てパッと弾けますし、弾きながらたくさんのことを覚えていっています。
楽譜に書かれている事全てを理解しようと思うと難しすぎてそれだけで挫折しそうになるかもしれません。
なので、一旦は模範演奏も聞くわけですし、楽譜を見て「理解できない!」と自分を追い詰めすぎず、最低限分かれば最初はオッケーという軽い気持ちを持つことも続けていく上で大切だと感じます。
※譜読みとリズムの練習はあまり妥協せず頑張った方が良いと思いますが。。
はりきって長時間練習する
始めたばかりの頃って熱量高いもんですから無我夢中で練習してしまうって結構あるあるだと思います。
でも当然最初ほどの熱は次第に冷めていくんですが、練習時間が減ることに罪悪感を感じるケースもあるみたいです。
しっかり練習できてるのに
「30分しかできなかった。。私サボってる・・・」
というような思考に陥りだしたら挫折の道が見えてきました。
真面目な人ほどこの傾向は高いようで、ピアノが苦痛になりだすんですよね。
でもピアノを弾く集中力って、40分が限界だそうです。
一概には言えないと思いますし、個人の特徴にもよると思いますが40分らしいです。
毎日ピアノの前に座れたなら10分でも十分頑張れていると思います!
頑張っている自分をどんどん褒めて、ピアノのハードルを上げないことがとても大切です。
ピアノを大人の初心者が独学で始めるのに最適な方法
ピアノを独学で始めるなら上記で説明したように、いろいろな準備と心構えが必要です。
ここからプロモーションになりますが、初心者が独学でピアノを始めるならあれやこれやと考えなくても良い最適な教材があるので紹介したいと思います!
プロモーションではありますが、誰に頼まれたわけでもなく、私自身使ってみて今から始めるなら本当にめちゃくちゃオススメだと感じたので、熱量高めに紹介していきたいと思います!!
30日でマスターするピアノ教本3弾セットを紹介!!
こちらの教材、上記で私が伝えた教材選びの時のポイントを全部押さえているんですよ!
さすが今まで1万8千人の方が受講してきただけある人気の教材です。
コンセプトは短期間で弾けるようになること
「初心者がピアノを始めて、30日で弾けるようになる」
これがコンセプトになっていて、そのために必要なことが無駄なくぎっしり詰まっています。
まず初心者がつまずくポイント、分からなくなるポイントを研究して作られているのがよく分かります。
例えば、ピアノを弾く時の手の動きって案外わかりにくくてYouTubeなどを見ていても数チャンネル変更して確認することがあります。
しかしこちらの海野真理先生は初心者が手の動きがわかりにくいと弾けなくなることはすでに、織り込み済み。
しっかり上からも横からも分かりやすく撮影してくれています。
痒い所に手が届きまくっているんですよーー!!
他にも、ピアノ初心者であれば楽譜どころか音符が読めない可能性も高いですよね?
ドレミが読めないと3ヶ月で弾けるようになるのは少し大変です。
なので付属の教本には始めから「ドレミと指番号が記入済み」なんです。
さらに言えば、ピアノの実力を上げていく過程では、楽譜にドレミを書いてしまうのは個人的にもあまりお勧めしないのですが
こちら
この3種類がデフォルトで付いてくるんです!
ほんと「音符も読めない頃はそうして欲しかった!」が詰め込まれまくってます!
練習する曲が魅力的
これは個人的にいちばんテンションが上がるポイントでした。
初心者が練習で弾く曲って入門〜初級レベルになるので、
やっぱり「もっとかっこいいあんな曲やこんな曲を弾いてみたい」という気持ちにどうしてもなると思うんです。
それで思い切って憧れの曲を練習したら難しすぎてピアノを挫折・・・
簡単にアレンジしてくれているはずだけれど説明がわかりにくくて理解できない(←私はこれで嫌になって練習やめました。涙)
こんな事がおきがちなので、初心者の間はやっぱり初級のちょっと子供っぽい曲を練習するハメになります。
ところが海野先生のこの教材では、なんとピアノの基本を習ったらだいぶ早い段階でベートーヴェンの「第九」歓びの歌とも言われる誰もが知るあの名曲を弾かせてくれるんです!
もちろん海野先生が初心者用にアレンジしてくれているんですが、明らかに初心者向きのメロディだなんて絶対バレない壮大感をまとわせたアレンジをしてくれています。
ちょっと聞いて欲しいですよ!
参考にアレンジバージョンが撮影できたら後日追記しますね。(今なくてすみません)
解説も教本とDVDでとても分かりやすく勧めてくれるので私みたいに(分かりにくい教材を利用して)挫折する可能性は極めて低いはず・・・!
第九が弾けたらお次はホルストの惑星より「ジュピター」、第2弾のセットに続いてなんとショパンの「別れの曲」など、誰もが知る素晴らしい名曲を続々と習うことができます。
ショパンを弾けるようになるなんてカッコ良すぎませんか!?
クラシックばかり・・・という場合でも「なごり雪」や「いい日旅立ち」など昭和の名曲もレッスンの中で習えます。
なのでもし新しく趣味が欲しいなんて言っているお母さんやおじいちゃんなどがいる様でしたら安心してお勧めすることも出来ます!
質問することもできる
本屋で買ったDVD付きの本なんかだと分からないことがあれば自分で調べるか諦めるしかないんですが、こちら購入者に限り、無期限で質問を受け付けているんですって!
(私は問い合わせたことはないですが)
メールは勿論、ちょっと高齢になってメールは分かりにくいとかであれば電話でも受け付けているようで、本当に親切なサービスに震えます。
こうなると独学で始める時のいちばんのデメリットである「全部自分で解決しないといけない」をほぼクリアしてくれてるじゃありませんか。
ピアノの演奏が大好きになる「表現力」の出し方まで教えてくれる内容
セットになっている第3弾までしっかりと習えば、ピアノの基本からペダルの使い方はもちろん、強弱の付け方、ピアノで音楽を表現する力など、とても初心者が30日で到達できる領域じゃないところまでドンドン引き上げてくれます。
30日なら練習が大変でもモチベーションがダダ下がるということもないでしょうし、きっと辿り着けます。
この「音楽を表現する力」が身に付いてくると圧倒的にピアノを演奏することが楽しくなるので、本当にこの教材はおすすめです!
ピアノ教室に通う費用をかけずに自宅で好きな時にレッスンが受けられる
行動的なタイプで、人と関わるのが大好き!
という場合は迷わずピアノ教室に習いに行くのが正解だと思います。
ただ、
「先生とコミュニケーションをとったり、直接注意されたり指導されるのはちょっと抵抗があるな」
「行くのは良いけれど辞めるときに言い出しづらくてダラダラ続けてしまいそうで不安」
「毎月月謝を払うのもきついしな」
「そもそも忙しくて日時を決めてレッスンに通うには難しい」
このような気持ちがあるようでしたら、自宅で好きな時にレッスンが受けられるこちらの教材ピアノ教室よりも上達が速い!自宅で楽々ピアノレッスン はとっても相性がいいですよね。
費用はもちろん最初に購入して支払い終わりの完全買い切りですし。
本屋で売っているDVD付きの本なんかとはちょっとレベルが違う次元で楽しくレッスンできますし、身につきます。
第1弾から第3弾までのセットで税込36,080円となりますが、この価格でショパンが弾けるようになり音楽の表現する力を身につけられるなら安いもんですよ!
ちょっと値段に気が引けるようでしたら、試しに本屋やAmazonなどで手頃なDVD付きの教本を購入して練習してみてください。
30日後、想像していた自分になれていなければ、少しのお金と30日の時間を無駄にはしてしまいましたが、こちらの教材を思い出してもらえたらいいなあと思います。
ピアノって本当に楽しいです!
ピアノが好きな仲間が1人でも多く増えることを祈っています!
一緒にがんばりましょうーーーーー!!